年神さまは山や田へお帰りになりました。
「松の内」とは、昔は元日から15日までの期間でした。
地域によって違いはあるそうですが、江戸時代に江戸を中心に「松の内は7日まで」となり、西日本ではそのまま「15日まで」となったそうです。
さて、前回のアップで、私がうかつにも「少しずつお正月気分も抜けて」などと申しましたが、「お正月」とは新年に「年神さま」をお迎えする行事のこと。「気分も抜けて~」では「年神さま」に失礼でしたよね😞反省…。
お正月とは「いつもは山や田にいらっしゃる年神さまが、お正月飾りを目印に私たちの家を訪ね、鏡餅などを依り代(よりしろ)にして家にとどまられる期間」のことを言います。「年神さま」のご滞在期間、それが「松の内」です。
私たちの暮らす江戸(東京)では、松の内は7日までです。
三峯神社にも、7日を過ぎて、松飾りなどのお正月飾りをおさめに来る方がたくさんいらっしゃいました。
本日、1月14日(土)の三峯神社では、講中・世話人の皆さまが、神社のお正月飾りの片づけを行いました。
あいにくの雨の中でしたが、境内の提灯や松飾りを取り外し、お札納め処から大量のお札やお飾りをトラックに運び、納め処を撤収しました。
トラックに乗ったお札やお飾りは、矢藤清光総代が所有する沼津のお山へ運ばれ、お清めしてお焚き上げをされます。
沼津のお山は予報通りの雨もよう☔
最近、都心では「お焚き上げ」ができるところはなかなかありませんが、三峯神社にお納めくださったお札やお飾りは、講中・世話人の手によってお焚き上げされ、山や田に帰っていきます。
とても恵まれたことだと思います。
講中・世話人の皆さま、三峯神社の片づけ、そしてお山でのお焚き上げ、ありがとうございました。
お正月飾りのとれた三峯神社の河津桜は、もうつぼみがだいぶ大きくなりました。
春のたよりが待ち遠しくなる頃ですね。