砧村散歩~三峯のお山に息づくもの
砧村散歩では、この町の良いところや、砧村の昔のお話などを掲載しています。
今回は「奥秩父の三峯神社」です。
砧(山野)三峯神社は、徳川時代、三峯山よりこの地に分祀(ぶんし)されたもので、人々に深く信仰されてまいりました。
この頃より三峯講中(みつみねこうじゅう)を組織して代参(だいさん)を行っていたようです。
現在でも「代参」は、講中・世話人により受け継がれております。
4月3日(水)、砧三峯神社の講中・世話人により、奥秩父の三峯神社への代参を行いました。
今回は世話人4名で伺ったのですが、全員が拝殿に入れていただき祈祷を受けることができました。
御祈祷のあと、別室にて、三峯神社禰宜(ねぎ)の山中様とお話をすることができました。
山中禰宜は、かつて世田谷八幡宮で奉職されていたこともあるそうで、この辺りのこともよくご存じでした。
奥秩父の大自然に抱かれた三峯神社を訪れると、ずっとずっと遥かな昔から、日本人の心のなかに脈々と受け継がれてきた土着の信仰を感じます。
それは、自然をうやまう気持ち。
自然をつかさどる神々に、すべてをお任せしようという敬虔な祈り。
そんな三峯神社のお山から分祀された砧三峯神社を、私たちの心のよりどころとして、これからも末永く大切にお守りしていきたいですね。