雪が降ったら…雪だるま⛄
2月5日(月)、世田谷区に「大雪警報」が出されて、子どもたちが心待ちにしていた降雪がありました。
都心での積雪は交通機関の乱れを引き起こしましたが、本日になって全面的に復旧をしたようです。
雪が積もると、なぜだか「雪だるま」が作りたくなりますよね~
砧のまちでもあちこちに、小さなものから大きなものまで、幾体もの「雪だるま」をお見かけいたしました⛄
ところで、皆さまは、どんな「雪だるま」を作りますか??
多くの皆さまはきっと、頭と胴体を重ねた「2段重ね」の雪だるまをお作りになるでしょう。
ところが「海外」の雪だるまは、「3段重ね」が主流なのです。
そんなこと知ってるよ!とおっしゃる方もたくさんおられると思いますが、なぜ、日本の雪だるまは2段重ねで海外では3段が多いのか、少しだけ調べてみました⛄
日本発の「雪だるま」のルーツは、江戸時代の後期とされています。
江戸時代の浮世絵師である歌川廣景の「江戸名所道戯尽 廿二御蔵前の雪」という作品には、「雪だるま」が描かれておりますが、現在のように「2段重ね」ではなく、まさに「だるまさん」の形をしているものでした😲
この絵には、その雪だるまの近くにお供え物があったことから、「縁起物」として作られていたと推測されています。
現代の雪だるまは「だるま」の形をしていないのに「雪だるま」と呼ばれているのは、江戸時代からの流れが関係しているようです。
「2段重ね」の雪だるまが主流になってからは、木の枝を腕がわりにしたり、炭を目や鼻に見立てたりと、少しずつ擬人化されるようになっていきました。
一方で、海外では日本のように「だるま」というものがありませんので、「雪だるま」のことを「snowman(スノーマン)」と呼びます。
映画などに出てくる「スノーマン」は高い鼻に長い胴体で、「3段重ね」が主流ですよね。
「だるま」とされていた日本と比べると、パイプをくわえ、シルクハットやニット帽をかぶり、人参の鼻に枝の手腕、目は木炭というのが一般的な「スノーマン」なのだそうで、かなり「人」に近いもの、と言えそうです。
「スノーマン」の3段目は足とされていて、上から頭・胴・足になります。
「雪だるま」は足がないので一か所にじっとして動きませんが、「スノーマン」は人間的に動いたり歩いたりできる、といわれています。
なるほど。
最近は、日本でも「3段重ね」の雪だるまを良く見かけるようになりました。
でも、待ちに待った雪の日に、子どもたちが手を真っ赤にしながら作るのは…やっぱり「2段重ね」の雪だるまなんですよね😉