「ボッチャ東京カップ2021」への挑戦~多くのことを学びました。
3月13日(土)、吉祥寺の武蔵野総合体育館にて、一般社団法人 日本ボッチャ協会主催「ボッチャ東京カップ2021」が開催されました。「チーム砧町町会」は「2020ボッチャ世田谷カップ」の準優勝チームとしてお声がけをいただき、全20チームの中の1チームとして参加いたしました。
「チーム砧町町会」はDグループで、渋谷区枠の「フレンズSSK」、「大阪府立大学」、「川崎ボッチャーレ」と総当たりで戦いました。グループはA~Eで構成され、各グループの1位および2位の中で、得失点差による上位3チームが翌日の決勝トーナメントに進めるという「狭き門」でした。
「チーム砧町町会」は、対「フレンズSSK」は「1-2」で敗退。対「大阪府立大学」は「0-3」で、対「川崎ボッチャーレ」は「0-5」で敗退、3連敗という悔しい結果に終わりました。14日の決勝トーナメントでは「川崎ボッチャーレ」が初優勝を飾ったそうです。おめでとうございます!
東京大会において「チーム砧町町会」はかなり苦戦をしました。その理由を「チーム砧町町会」の選手に聞いてみました。
まず、「東京大会」という名称ではありますが、全国から参加があり、レベルがかなり高かったこと。
試合前の練習時間のこと。「大阪府立大学」と「川崎ボッチャーレ」の選手は、練習中から「ジャックボール5㎝以内にピタッとボールを付けてきた」そうです。それも、投げたすべてのボールが5㎝以内…。これを目の当たりにして、正直ビビってしまった、と。
そして、他のチームが持っていたボールを見て、さらにびっくり!ボールは自前で良いのですが、どのチームのボールも、色が変わるくらい使い込まれていたそうです。皆さん、自分の感覚に合うように、また用途によってボールの固さを使い分けるように、工夫をしていることがわかりました。
これはもう、積み重ねてきた経験が違いすぎる、と感じたそうです。でも、そんな完璧に見えるチームでも、練習ではジャックボール5cmに付けられたのに、本番では50㎝くらいになってしまう場面もあり、「緊張をするのは皆同じなのだな」ということがわかりました。
緊張を少しでも和らげるためには、ひたすら練習して試合の場数を踏むことしかありません。
最後にみんなの反省として、作戦を練るときは選手全員がコートに集まって「あーだこーだ」言って、みんなの考えを聞いて、あらたな気持ちで投球ができるのですが、当日は場の雰囲気に飲まれ、「作戦タイム」を有効に使うことができなかったそうです。それでも最終試合では、みんながコートに集まり相談することができて、やっといつもの「チーム砧町町会」になれた、ということでした。
「悔しい気持ち」は、まだまだ成長できる証でもあります。何歳でも、障害をお持ちでも、どなたでも楽しめるスポーツ「ボッチャ」。これからも砧町町会は「ボッチャ」の魅力を皆さまに伝えるために活動を続けていきます。
練習に協力してくださった「世田谷区スポーツ推進委員」の皆さま、練習場所を貸してくださった「山野小学校」の校長先生・副校長先生、応援してくださったすべての皆さま、本当に本当にありがとうございました!