日大商学部の先生と学生さんと「地域ねこ活動」を考える🐈
師走に入り、急に寒くなりましたね🥶
インフルエンザが流行の兆しを見せているようで、学級閉鎖となったクラスも出てきたようです😢
うがい、手洗いを徹底して予防してくださいね。
さて、12月4日(月)の午後、砧町町会事務所にお客さまがお見えになりました。
日本大学商学部准教授の木下先生と、木下ゼミナールの石川さんです。
昨年、長島会長が講師をつとめた「地域ねこ活動セミナー」に木下先生と学生さんが参加してくださいました。
今回、木下ゼミの石川さんが「地域ねこ活動」をテーマに研究をされている、ということで、砧町町会の「地域ねこ活動」についてインタビューにいらっしゃったのです😸
木下先生と石川さんは、「地域ねこ活動」について、地域住人とボランティア、行政の連携がうまくいっている世田谷区での事例を調査・分析をされています。その中で世田谷保健所より、「地域ねこ活動」の成功事例としてわが砧町町会を紹介してもらった、ということでした。
何とも、もったいないお話です😅
というのは、砧町町会としては、それほど大したことはまだできていないのです。
かなり前から、この砧でも「野良猫が多くなっている」「鳴き声がうるさい」「餌付けをしている人がいる」などの話がありました。飼い主のいない猫に去勢手術をして、猫ちゃんが「地域ねこ」としてこの地域で「一代かぎりの命」をボランティアさんに見守られながら全うする、それが「地域ねこ活動」です。
飼い主のいない猫が増えないように、環境に配慮した活動なのです。
砧町町会が「地域ねこ活動」を始めたのは、あることがきっかけでした。
地域にはさまざまな考えの方がいらっしゃいますが、なるべく多くの方のご賛同を得て活動をしていきたい、と思い「地域ねこ活動」の勉強会を行いました。
勉強会にて、献身的にボランティアで活動してくださっている方々がいることを知り、少しでもその方たちのお手伝いをしたい!!と強く強く思いました。
それが砧町町会の「地域ねこ活動」のはじまりでした。
自分たちには何ができるかな?と役員みんなで考え、「地域ねこ活動」を皆さんに理解していただくための「広報活動」、ボランティアさんが自腹で行っている去勢手術費を助成するための「募金活動」をすることにいたしました。
おかげさまで、少しずつ「地域ねこ活動」のことを知っていただけています。
毎年、数頭の去勢手術費の助成を行うことができています。
でも、まだ足りません。
今日も地域のボランティアAさんは、やっとのことで捕獲した野良猫さんを獣医さんに連れていきました。
長島会長は自ら運転をして術後の猫ちゃんたちをお迎えにいきました🚘
もっともっと「地域ねこ活動」への理解を広げて、できればAさんのような猫が大好きなボランティアさんが増えて、お一人お一人へのご負担が軽減されるようにならなければ、と思います。
猫は警戒心の強い動物です。
去勢手術のために捕獲するには、まずボランティアさんとの信頼関係を築かなくてはいけません。
そのために「餌やり」などをしますが、近隣住人の方に「また、野良猫を餌付けをしている」と勘違いされることもあります。
「地域ねこ活動」はなかなかむずかしいのです。
そんな、まだまだ道半ばの砧町町会の活動を、木下先生と学生さんに聞いていただきました。
木下先生からは、「野良猫捕獲のために活動するボランティアさんがビブスや腕章など、目印になるものを付けている自治体もある」というお話を伺いました。
これならすぐに世田谷区も動いてくれるかもしれません。
できることから行政にも働きかけていきましょう、ということになりました。
この日は、学生さんからの砧町町会へのインタビューでしたが、こちらが教えていただくこともたくさんあった貴重な時間となりました。
木下先生、石川さん、どうもありがとうございました。
これからも砧町町会は、地域のボランティアさん、世田谷区、そして日本大学商学部と連携しながら、人にも猫にもやさしい環境作りをすすめてまいります。